各記事では、相続税の財産評価における「宅地」の評価方法や計算方法、計算例、評価趣旨などを記載しています。

セットバックを必要とする宅地の評価|図解付き

土地評価

セットバックを必要とする宅地の評価 1.セットバックと道路後退 セットバック・道路後退 セットバックとは、建築基準法第43条に規定する「接道義務」を満たすために、既存の建物を建て替える際に、私有地と…

私道の評価|図解付き

土地評価

私道とは、現況は道路の用に供されているものの、その土地の所有者が個人や法人などの私人である土地のことをいいます。私道は用途変更や廃止に制限を伴うのが通常であり、単独では市場でほとんど価値が無いことから、相続税土地評価においてもこれを反映することとなっています。

余剰容積率の移転がある場合の宅地の評価|図解付き

土地評価

余剰容積率の移転がある場合の宅地の評価 1.余剰容積率と空中権 余剰容積率の移転 (1) 余剰容積率と空中権 余剰容積率とは、ある土地の未利用の容積率のことをいいます。例えば指定容積率が・基準容積率…

大規模工場用地の評価|図解付き

土地評価

大規模工場用地の評価 1.大規模工場用地の評価方法 大規模工場用地の評価方法 大規模工場用地の評価は、次の区分に従い、それぞれ次に掲げるところにより評価をします。ただし、その地積が20万㎡以上のもの…

土砂災害特別警戒区域内にある宅地の評価|図解付き

土地評価

土砂災害特別警戒区域内にある宅地の評価(特別警戒区域補正) 1.土砂災害特別警戒区域内にある宅地の評価の基本 土砂災害警戒区域(出典元:東京都建設局HP) (1) 土砂災害特別警戒区域内にある宅地の…

地積規模の大きな宅地に係る三大都市圏|図解付き

土地評価

地積規模の大きな宅地に係る三大都市圏地積規模の大きな宅地の不動産鑑定評価 1.首都圏 地積規模の大きな宅地にいう三大都市圏のうち首都圏とは、首都圏整備法第2条第3項に規定する既成市街地又は同条第4項…

利用価値が著しく低下している宅地の評価|図解付き

土地評価

利用価値が著しく低下している宅地の評価 次のようにその利用価値が付近にある他の宅地の利用状況からみて、著しく低下していると認められるものの価額は、その宅地について利用価値が低下していないものとして評…

間口が狭い宅地の評価の実務|図解付き

土地評価

間口狭小・奥行長大な宅地の評価 1.間口が狭い宅地・奥行が長大な宅地 間口狭小・奥行長大な土地 (1) 間口狭小・奥行長大とされる土地 相続税土地評価における「間口が狭小な宅地」とは、次の表に掲げる…

がけ地等を有する宅地の評価|図解付き

土地評価

がけ地等を有する宅地の評価 1.がけ地等を有する宅地の意義 がけ地等 (1) がけ地等の意義 がけ地等とは、地盤が傾斜し、あるいは階段状の形状をしているため、宅地としての利用が困難な部分をいいます。…

造成中の宅地の評価|図解付き

土地評価

造成中の宅地の評価宅地造成費の査定宅地造成工事の内容とその相場観宅地造成工事をすることが経済合理性に反する場合の評価 1.造成中の宅地の評価 造成工事 造成中の宅地の価額は、その土地の造成工事着手直…

不整形地の評価|図解付き

土地評価

不整形地とは、正方形または矩形(くけい)以外の形をした画地のことをいいます。相続税の土地評価においても、評価対象地が不整形地である場合には「かげ地割合」を基にした不整形地補正を行うことで不整形地の評価を行うこととしています。

無道路地の評価|図解付き

土地評価

無道路地とは、道路に接していない土地、または、建築基準法上の接道義務を満たさない土地のことをいいます。相続税の土地評価において、無道路地の評価は、建築基準法上の接道義務を満たすような道路の開設を想定し、この道路開設に必要となる費用相当額を正面路線価へ反映することにより行います。

地積規模の大きな宅地の評価と計算例|図解付き

土地評価

地積規模の大きな宅地の評価は、評価対象地の地積及び三大都市圏の内外判定の内容に基づき計算される「規模格差補正率」を用いて正面路線価を補正することにより行います。ここでは、地積規模の大きな宅地の評価について図解を用いて説明するとともに、様々なパターンの評価計算例を紹介しています。

地積規模の大きな宅地とその判定基準|図解付き

土地評価

地積規模の大きな宅地とは、周辺の宅地と比較して地積規模の大きな宅地のことであり、①地積要件、②地域要件、③容積率要件、④地区要件の4要件全てを満たす宅地をいいます。地積規模の大きな宅地に該当する場合には、地積規模の大きな宅地の評価、すなわち「規模格差補正」を行うこととなります。